日本には、100年を超えるものづくりを行うメーカーがありますが、共通して言えることは、量産や価格競争、合理性といった経済優先からは縁遠く、戦争やバブルといったいろんな時代背景でも、丁寧に、守り続けてきたものづくりの姿勢と優れた技術があると思います。今回、どちらも130年以上の歴史を持ち日本を代表するメーカー「久留米のムーンスター」と「岡山の倉敷帆布」を紹介したいと思います。靴と鞄とともにその背景もお伝えできればと思います。遠くへ行くのは難しい年ですが、新しい靴と鞄で、ちょっとした旅に出かけてみませんか。

●鎌倉帆布
岡山県倉敷市の自社工場にて、現在生産されていない貴重な「シャトル織機」を使用し、代々職人の手で撚糸から製織まで一貫生産されています。 今回、その中の「fábrica.」と「6SHiKi」の2シリーズが届きます。「fábrica.」は、生産が難しいといわれる特級の先染めの9号帆布を、 撥水加工を施し、洗いをかけ独特のシワ感が特徴です。「6SHiKi」は、今はなき国内帆布のJIS企画に沿って作っているため、使い込むほどに味が出てくるのも外国産帆布とは違うところです。

●ムーンスター
福岡県久留米市といえばゴムの町として昔から栄えてきました。そこの二大靴メーカーの一つ「ムーンスター」。学校の上履きから、ビジネスシューズまで実に幅広い商品があります。その中から今回は、ヴァルカナイズ製法(加硫製法)の「ALWEATHER」や「GYM CLASSIC」といったmede in kurumeのものをはじめ、「810s」などの新しいものもピックアップしてもらい届く予定です。さらに今回は、kids用も並ぶとのことなので、家族で楽しんでもらえたらと思います。

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